2020/01/27
知っていますか?ノミ・マダニのこと
ノミ
・ノミは1~3mmの左右に平たい茶褐色の寄生虫です。
・寄生して1~2日経つと、毎日のように数十個の卵を産むようになります。卵はいったん床に落ち、幼虫、さなぎを経て成虫になると犬や人に飛び移ります。
・春から夏のあたたかい季節に増えますが、1年中あたたかい室内では、冬でも増えていきます。
・気温や湿度が適当で、動物がよく訪れる場所であればどこにでもいる可能性があります。
ノミアレルギー性皮膚炎
激しいかゆみや湿疹、脱毛などが主な症状。
瓜実条虫(サナダムシ)
体長50cm以上になることもあるサナダムシ。
条虫の卵を宿したノミを、さらに犬や猫が食べてしまうことにより寄生。
下痢や嘔吐の原因になります。
マダニ
・マダニは幼虫では約1mm、成虫では2~3mmの丸い体の寄生虫です。吸血すると1cm以上の大きさになります。
・寄生すると、数日かけて吸血し、その後落下して脱皮や産卵を行います。多数が寄生すると貧血をおこします。
・夏などあたたかい季節に活動しますが、マダニの種類によっては冬でも活動します。
・公園、山などの草むらにひそみ、通りかかると乗り移ります。
・多くの病原体を媒介します。
マダニが媒介する病気
・犬バベシア症
バベシア原虫が犬の赤血球を破壊。
貧血、発熱、食欲不振、黄痰などが見られ、急性の場合は死に至ることもあります。
・猫ヘモバルトネラ症
モバルトネラというリケッチアが原因となり、貧血、発熱、元気消失などの症状があらわれます。
・ライム病
マダニからペットや人にも感染します。
人に感染した場合、皮膚症状、神経症状、関節炎がみられます。